シーズン: | 3月31日~9月28日 |
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プレイオフ: | 10月1日スタート |
ワールドシリーズ: | 10月23日スタート(アメリカンリーグ優勝チーム都市より) |
チーム数: | アメリカンリーグ15、ナショナルリーグ15、計30チーム |
プレーオフ出場チーム数: | 各リーグ・地区優勝の6チーム、ワイルドカード4チーム、計10チーム |
アメリカン・リーグ(AL)に所属する15チームと、ナショナル・リーグ(NL)に所属する15チームを合わせた全30チームでメジャーリーグベースボールは構成されています。それぞれのリーグは、東、中、西の3地区ずつにさらに分かれています。
各リーグごとに、地区優勝の3チーム、計6チーム。そして各リーグの地区優勝3チームを除いた最高勝率2チーム(ワイルドカード)、計4チームが、1ゲームプレイオフを行い、勝者が、ディビジョンシリーズの第4枠として出場、リーグ優勝決定戦を経て、両リーグの優勝同士が対戦するのが、10月のワールドシリーズです。
メジャーリーグの試合の開場時間は通常試合開始時間の2時間から1時間半前。ファンにとっては、この試合前の練習時間が試合と同じくらいに(時には、試合以上に)面白い。フィールドで練習している選手は試合前はかなりリラックスしていて、試合中には見る事のできない素敵な笑顔を見る事ができます。外野フェンスのはるか後方に放物線を描きながら打球が飛んで行くスラッガーの打撃練習を見ていると、日米の力の差を嫌と言う程実感できるはずです。1階内野席のチケット(球場では買えない年間指定席)を買った方は、この時間はサインをゲットするチャンスです。選手が練習を終えてクラブハウスに戻る途中に、スタンドのファンにサインをする光景をよく見かけます。弊社スタッフの三尾は、この方法で高校時代に100人以上の選手からサインを貰っています。もちろん、有名選手になるほどサインの入手は困難ですが、運がよければ看板選手のサイン入手も夢ではありません。サインを頼む時は、「サイン、プリーズ」ではなく、「オートグラフ、プリーズ(Autograph please)」、そして貰ったら必ず「Thank you」の一言を忘れずに。 (サインを貰えない時に、選手に対して文句を言うファンがいますが、それはマナー違反ですので止めましょう。)
試合開始前にもう1つすることは、ショッピングです。球場内にはいくつものギフトスタンドがありますが、そのほとんどが屋台形式のスタンドで、実際に品物を手に取って見る事ができません。しかしほとんどの球場にはお店形式のチームショップがありますので、もしチームショップがあるならばギフトスタンドよりもお勧めです。通常チームショップの方が品数も豊富ですし、商品を手にとれるので英語に不安のある方でも安心です。 (例えば、ロサンゼルスのDodger StadiumではTop Deck階(5階席)のホームベース後方に、アナハイムにあるAngel Stadiumでは1階のホームベース後方にそれぞれチームショップが在ります。)
試合開始前には座席に着いていましょう。アメリカではメジャー、マイナーに関わらずに必ず国歌斉唱で始まります。国歌斉唱時には周りのアメリカ人観客とともに起立をし、背筋を伸ばして国歌に聞き入りましょう。(帽子を被っている場合は、必ず帽子を取って胸の上に持ってきましょう。)例え歌っているのが地元の「のど自慢的な素人」でも、球場はこの歌1曲だけでとても盛り上がります。(時には有名な歌手や「のど自慢的な選手」が歌う時もあります。)
試合が始まったら野球観戦に集中しましょう。そうです、野球を観るのです。トランペットの音色に合わせて大声で騒いでストレス発散する日本のファンと違って、アメリカの野球ファンは野球を観るために球場に来ています。アメリカの球場ではバックネット以外にネットがないので、野球を観ていないとスタンドに飛び込んで来るファールボールに当たり、大怪我をする可能性もあります。アメリカではこのファールボールを捕った人がボールを持ち帰ることができるので、子供たちは球場にグローブを持って訪れます。ファールボールをダイレクトで(しかも、時には素手で)捕ったファンは、球場全体の観衆から選手に負けないほどの拍手をもらいます。
7回裏のホームチームの攻撃が始まる前(日本のラッキーセブンの攻撃)になると、甲子園では風船が夜空に舞いますが、アメリカでは観客全員がおもむろに立ち上がります。俗に言う、セブンスイニング・ストレッチです。各自ストレッチをしながら、"Take Me Out to the Ball Game"(私を野球場に連れて行って)と言う歌を観客全員で歌います。
"Take Me Out to the Ball Game"
詞: Jack Norworth、 曲: Albert Von Tilzer
Take me out to the ball game.
Take me out with the crowd.
Buy me some peanuts and crackerjack.
I don't care if I never get back.
Let me root, root, for the home team.
If they don't win it's a shame.
For it's one, two, three strikes, you're out at the old ball game.
とても簡単な歌なので、球場で一緒に歌ってみて下さい。 歌詞中のホームチームの個所を地元チーム名に代えて歌いますのでご注意を。ちなみにクラッカージャックとはキャラメルコーンみたいなお菓子で、これとピーナッツは大リーグ観戦には欠かせません。
近年のアメリカ経済の低迷もあり、昨年まで全試合完売記録を更新中のレッドソックス、フィリーズも、今シーズンは、一般販売席がでた。30球団中全試合完売のチームはなくなった。しかし、開幕戦、往年のレッドソックス対ヤンキース等の人気カードは、当日券を見込めないため、額面の数倍にプレミアの付く試合もまだ数多くある。
チケット購入にあたり、球団がスポンサーとタイアップして観客に無料で配られるギブアウェー(お土産)日を事前にチェックしておくこと。(お土産によっては、先着1万人とか、子供のみとかあるので要注意)
往年の選手のボブルへッド(首振り人形)、タオル、Tシャツ、帽子など、記念の残るものが多い。今シーズン、地元ドジャースは、先着5万人にボブルへッドを配布しており、その日は、5万人以上の入場者があるから凄い。チケットの値段も数十ドル高くなることがあるがその価値は十分にある。
30球団中チケット価格が一番高い、ヤンキースは、チームの低迷もあり、席のカテゴリーによっては、正規サイトでの購入より、安く入手可能(額面割れ)な場合もある。
ここ数年、NBA 同様、各球団の戦略により、対戦相手によりチケット価格をコントロールしており、ヤンキース、ドジャース、レッドソックスなどの対戦の場合、年間席保持者が1試合ごとの金額に対して、数倍の値段で、正規代理店、チケットマスターで販売されている。試合によっては、ブローカー保有の2次マーケットの方で安く入手できることもある。チケットマスターで購入前に、是非お問い合わせいただきたい。
オールアメリカンでは、企業向けに数年リースで販売されており、正規ルートでは入手困難な、グランド上にある食事付きVIP席から、選手ベンチ後ろ、比較的お安いアッパー席まで、ご予算に応じて手配可能です。